印刷された画質から、SELPHY ES2の性能を見た。
使用環境は、MacPro、MacOS X10.5.1。
印刷したソフトは、Adobe Illustrator CS3とAdobe Photoshop CS3、iPhoto。
iPhotoからのプリントは、自動で用紙にフィットさせてくれるので便利。
デジカメ、メモリーからのプリントは、あまり行っていない。
縁なしプリントをすると、もとの画像から周辺が切り取られる。切り取られる大きさは印刷を行うソフトと元画像の縦横比による。
(現在、どの程度切り取られるのか把握できていない。)
画像は、プリンターから用紙に印刷されたものをスキャナーで取り込んだ。
スキャナーの解像度は、600dpi。取り込んだ画像の加工、調整はしていない。(縮小はしている。)
スキャナーから取り込んだ画像は、実際に印刷された画像より、かなり暗めに出ている。
そのため、画像の比較はあまり参考にならないかもしれない。
■ カラーバー
オリジナル画像 | SELPHY ES2 |
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Photoshopから印刷。色が変わる。特にピンクが濃くなる。
モニターと印刷では再現できる色の範囲が違い、雑誌や書籍など一般の印刷物でも、ピンクは苦手のようである。
■ イラスト
オリジナル画像 | SELPHY ES2 |
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イラストでは、モニター画面のイメージと変わった色になることがある。
解像度の高いファイルを印刷しても、細かく見るとジャギーが出る。
広い同一色の部分は、よく見ると格子状のムラが出来ている。
文字や細い線は、ぼやける。印刷データの解像度を落としプリンターに送るプログラムがよくないのかもしれない。元ファイルの解像度を最適化すると改善する可能性もある。
■ ヤビツ峠
オリジナル画像 | SELPHY ES2 |
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写真だと、若干色が濃くなるが、違和感はない。
人の肌はきれいに印刷されるため、これに合わせて調整している可能性がある。
全体的に、シャッキリしないこってりした画質。
光沢、発色などの画質は、iPhotoで注文するフォトプリントの方が、よい。
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