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■ フェアレディZ Z34のバッテリー交換 ■

フェアレディZ
フェアレディZ (Fairlady Z34) バージョンST 2009年式

■ 概要

Zのバッテリーを通販で購入、自分で交換を行った。
その過程をまとめる。

交換後、ドアガラスの不具合が発生し、ディーラーに持ち込むこととなる。

追記:
その後、このページを見られZのバッテリーを交換した方からメールを頂いた。
その方も、ドアガラスの不調が発生したそうだ。バッテリー交換後は、低くない確率で起きる可能性が高い。
教えていただいたドアガラスの治し方も記載する。

追記2:
2016年12月28日
寿命判定ユニットに充電不足の表示がされる事が多くなったため、交換を行った。約4年間使用。

追記2:
2022年1月22日
寿命判定ユニットに充電不足の表示がされる事が多くなったため、交換を行った。約5年間使用。

■ バッテリー交換の経緯と購入

■ バッテリーが上がる。

朝、出勤時にZのエンジンがかからない。

前日、洗車を行い、午後から運転する予定でロックをしないままにしていた。結局この日は午後から台風がきたため、運転しなかった。
電源は切っていたはず。

単なるバッテリー上がりではない可能性があったため、その日は車を使用せずに出勤。
会社の昼休みに保険会社に電話をかけ、退社後に車のある駐車場に来てもらうように予約した。
夕方、駐車場に損保ジャパンのロードサービスがくる。

Zのバッテリーに、ロードサービスの方が持ってきたバッテリーをつないでエンジンを起動させようとしたが、エンジンはかからない。
ロードサービスが載ってきたトラックのバッテリーにつないで、やっとエンジンがかかる。
すっかり電圧がさがっていたらしい。
原因として、車のロックをせずに、車のUSB端子にiPhoneを付けっぱなしにしてしていたため、バッテリーがあがってしまった疑いが高い。

その後、数日運転して問題はないが、セルも回らないほど完全に上がらしてため、早めにバッテリーを交換した方がよいと考える。
以前、バッテリーを上がらしてから、そのバッテリーを充電することでしばらく使用していたが、少しのことでバッテリーが上がった事がある。
最近のバッテリーは長持ちになったが、一度上がらせると、極端に電気容量が下がると言う情報もある。

■ バッテリーの選択

これまでのバッテリーは、日産のディーラーで付けてもらったもので、自分で選択したものではない。
前回のバッテリーは、以下の通り。

ピットワークのバッテリー
メーカー:PIT WORK(ピットワーク、日産純正)
型番:AYBXL85D23
費用:27825円(交換技術料525円含む)

今回は、事前にネットで調べた。
いろいろと調べた結果、パナソニックのカオスを取り付けることとした。
Amazonでは、13000円前後。

最初に、自動車用品店で付けてもらうことを考えた。
最初に向かったjms(ジェームス)では、展示されていなかった。もともとここは、低価格のバッテリーしかないようだ。
次にオートバックスに向かう。展示してあったが、値段が3万円を超えている。
店員に、値引きなどはないのかと尋ねると、ポイントが付くくらい。さらに交換料で525円取られる。

通販と値段差が大きいため、自分で購入し、取り付けることとした。

■ バッテリーの購入

ブルーバッテリー caos
メーカー:Panasonic(パナソニック)
品名:ブルーバッテリー caos
型番:N-95D23L/C4
購入店:Webいち店 Amazon店(通販)
値段:14187円(内訳:バッテリ12290円 寿命判定ユニット1447円 送料450円)

Amazonで注文する。10/20(土)の夜に注文し、10/23(火)に届いた。
ブルーバッテリー caos
ついでにLifeWink(寿命判定ユニット)も購入した。小さい。

■ バッテリーの購入(2回目)

ブルーバッテリー caos
メーカー:Panasonic(パナソニック)
品名:Blue Battery カオスcaos
型番:N-100D23L/C6
購入店:Amazon店(通販)
値段:13933円(送料0円)

95は型落ちしていたため、100を購入した。前回のバッテリーから2型更新している。
Amazonで注文する。2016 12/25(日)の夜に注文し、12/28(火)に届いた。
前のバッテリーは、2012年10月27日から2016年12月29日まで使用。走行距離29815km
ブルーバッテリー caos
LifeWink(寿命判定ユニット)は再利用した。

■ バッテリーの購入(3回目)

ブルーバッテリー caos
メーカー:Panasonic(パナソニ ック)
品名:Blue Battery カオスcaos
型番:N-100D23L/C7
購入店:アットマックス@(Yahoo!ショップ通販)
値段:14999円(3833ポイント付加)

前回と同じく、caosの100を購入する。商品は同じでなく、前回のバッテリーから1型更新している。
Amazonで注文する。2022 1/16(土)の夜に注文し、1/20(木)に届いた。
前のバッテリーは、2016年12月29日日から2022年1月22日まで使用。走行距離33557km
LifeWink(寿命判定ユニット)は再利用した。
今回購入した店は無料で廃バッテリー処分するサービスがあったため、それを利用した。製品に付属していた佐川の着払い送り状に必要事項を記入し、佐川急便の営業所に持ち込んだ。

■ Zのバッテリー交換


■ 手順

必要な工具:10mmのレンチ、クリップ(プッシュリベット)7個くらい
あった方がよい道具:感電防止の手袋、保護メガネなど(私は使用していない。素手。)

注意:バッテリーを外すと、ドアガラスや時計などがリセットされます。

(1)、バッテリーを交換できるように、Zの部品を取り外す。

Z34
バッテリーの交換には、あらかじめ2つのプラスチックパーツを取り外す必要がある。(矢印の青い部分と緑の部分)

Z34
プラスチックパーツは、クリップ(プッシュリベット)で固定されている。
このクリップを数個、外すとプラスチックパーツは取れる。
Z34
クリップは、真ん中の部品を上に持ち上げることで外れる。爪でも持ち上げることができるが、細いドライバーを隙間に入れ持ち上げることでも取れる。最初の数個、爪で取っていたが、爪と指の間に血がにじんできた。

クリップを2個ほどボンネットの中に落とし、地面まで落ちてこず、なくしてしまった。
クリップ(プッシュリベット)は外すと再利用できない場合が多い。
クリップは、ネットで1個売り30円くらいで購入できる。

プロントガラス付いているパーツにゴムパッキンが付いているが、引っ張れば取れる。

Z34
次にバッテリーの固定金具を取る。10mmのレンチで取れる。
固定金具の棒の部分は、下の方で「し」の字の形をしており、穴に引っかけてある。そのため、完全に外すとボンネットの中に落ちやすいため、注意する。
Z34
全部、取り去ったところ。

(2)、ケーブルを取る。

かならず最初にー(マイナス)の端子から、ケーブルを取り外す。10mmのレンチでボルトを緩ませるとバッテリーの端子からとれる。

バッテリーのー(マイナス)の端子には、触れないように注意する。ケーブルの端子は、どこに触れても問題ない。

Z34
+(プラス)の端子を取る。このとき、バッテリーのー(マイナス)の端子には、触れないように注意する。

(3)、バッテリー交換。

バッテリーを取り替える。
注意点は、バッテリーは15kg以上あり重いため、しっかり持つ。バッテリーの2つの端子に同時に触れないようにする。

(4)、ケーブルを取り付ける。

かならず+(プラス)の端子から取り付ける。
このとき、寿命判定ユニットの端子もかませる。

Z34
つぎに、ー(マイナス)の端子を取り付ける。
寿命判定ユニットの端子もかませる。

Z34

(5)、部品の取り付け。

バッテリーの固定金具を取り付ける。
ここで、寿命判定ユニットのコードを考慮しながら、取り付ける。

Z34
固定金具を取り付けた後、寿命判定ユニットをじゃまにならないところに貼り付ける。

プラスチックの部品を2つ付ける。
クリップ(プッシュリベット)はすべて新しいものを使用した。
フロントガラスに取り付ける方は、若干コツがいる。なんとかガチャガチャやりながら取り付ける。
Z34
取り付け終了。


(6)、ドアガラスのリセット。

バッテリーを外した後、リセットを行わないと、ドアを閉めたときにガラスがすき間ができる。

ドアガラスのスイッチを一定時間しばらく上げたままにしておく。

リセットが終わった場合でも、特に信号や合図などはない。

(7)、古いバッテリー廃却。

古いバッテリーは、近くのオートバックスで回収してもらった。
書類の書き込み、料金などはなし。
店員さんに手渡しして終了。

■ 問題発生と対処

バッテリー交換後、問題なく、エンジンは起動される。
エンジンを起動せずに、スイッチを付けた場合の電圧は、12Vをすこし超える程度。
運転していけば、もうすこし高くなるはず。

一点、問題が起こる。

Zはドアの開け閉めを行うと、開けるときにガラスが少し下がり、閉めるとガラスが上がり元に戻る機能がある。
バッテリー交換後、ドアのガラス窓がドアを閉めても、上がらなくなる。
車内で操作する場合には、上までガラスは上がる。

エンジンを起動しているときでも同じ状態になるため、バッテリーの電圧が低いことが原因とは考えられない。

そのため、ディーラーに修理を依頼する。

どこかを初期化することで、もとの状態に戻ったらしい。

ディーラーによると、バッテリー端子の付け外しの時に、火花など散る状態にすると、こういった症状がでる場合があるらしい。
さらにインテリジェントキーの登録データが消え、キーが使用できない場合にもなるらしい。
バッテリーの交換は、ディーラーで行ってもらった方がよいとのこと。

ついでに、2つほどボンネット内に落ちてなくしたクリップも付けてもらった。

■ 反省会

交換後、どういった原理がわからないが、オーディオの音がよくなったような気がする。
その他の動作は、変わったかどうか実感はできていない。

今回のバッテリー交換でドアガラスが上がらなくなる問題も起きた。
ディーラーに持ち込んだところ、不具合を治してもらい、「バッテリーの交換は、ディーラーで行ってもらった方がよい」と言われた。 個人で行う場合は、そうかもしれないが、自動車用品店などで交換する場合はどうなのか?
すこしモヤモヤするが、今回のバッテリー交換は終了。

追記:
その後、このページを見られZのバッテリーを交換した方からメールを頂いた。
その方も、ドアガラスの不調が発生したそうだ。
教えていただいたドアガラスの復帰は、以下の通り。

・最初にドアガラスを下げる。
・ドアガラスをスイッチにより、上げる。
・上げきった後も、しばらくスイッチを入れたままにしておくと、リセットされる。

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