■DACとは
Digital to Analog Converterの略。デジタル-アナログ変換機。
オーディオ的には、CD、DVDに入っているデジタル信号を、アンプが扱えスピーカで鳴らせられるようなアナログ信号に変換する機能。
DACは、CDプレーヤーには、内蔵されている。オーディオ出力できる機種なら、パソコンにも入っている。
DACは、使用する電子部品、周りの環境(振動、ノイズ)に影響をうけ、音質を変える。
そのため、高品質の単体DACを使用するほうが、音質で有利になる場合が多い。
特にパソコン内臓のDACに比べると、質が違う。
ほとんどのオーディオ用単体DACは、20万円以上の値段が付いている。
■DACの接続

DACは、CDプレーヤやパソコンからのデジタル信号を入力し、アナログ信号をアンプに出力する。
入力は、CDプレーヤやパソコンの同軸デジタルRCA端子や光コネクタ(Toslink)から接続する。
デジタルRCA端子からは同軸デジタルRCAケーブル(見た目は普通の音声用RCAケーブルと同じ)、光コネクタからは、光ファイバーケーブルを使用する。
少しクラスが上のCDプレーヤならば、CDから読み出したデジタル信号を直接、出力できるデジタル端子、光コネクタが付いている。
パソコンからでも光コネクタやUSBから出力できる。(現在発売中のMacには、すべて光デジタルオーディオ出力が付いており、利用できる。)
出力は、アナログのRCA端子、XLR端子から、適当なケーブルでアンプ等につなぐ。
信号は、PCM (pulse code modulation、パルス符号変調) 方式で伝送される。
信号によりサンプリング周波数、量子化bitに違いがあり、DACが入力の周波数、bitに対応している必要がある。
音楽CD(CD-DA)は、サンプリング周波数44.1kHz、量子化16ビット。
私が持っている機器では、CDプレーヤ、DVDハードディスクレコーダ、MacからDAC-AHへつなぐと、特に設定を変えなくても音が出てくる。
■DAC-AH

メーカー:LITE AUDIO(香港?)
購入価格:21040円(送料込み)
入力:デジタルRCA端子、光コネクタ(各一つ、スイッチで選択する)
出力:RCA端子
対応サンプルレート:32/44.1/48/96kHz (24bit対応)
海外のネット通販やYahoo!オークションで手に入れることが出来る。
私が購入したものは基板が緑。2006年にYahoo!オークションで購入したものだが、古い古いロットらしい。最近のものは赤基板。
■DAC-AHのネット上の評価
他の高価な単体DACに、引けを取らない性能を持つ。
コストパフォーマンスがよいので、入門機にちょうど良い。
部品を入れ替える改造により、さらに音質がよくなる。