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since 2007 3/19スペースupdate 2008 11/20

■ 手作りRCAケーブルの作成 ■
3502AAU

■ 概要

部屋のケーブルの再配線を行ったところ、機器同士は近くにある場合でも手持ちの長いケーブルを引き回して使用せざる得ない場合があった。そのため、機器の距離に見合う短いケーブルを求めていた。以前はYahoo!オークションで購入したが、今回は適当な長さにするため、ケーブルとコネクタを購入し自作することとした。

RCAケーブル自作の情報、作成した手順をまとめる。

■ 部品の種類

ケーブルとコネクタの種類は、以前にYahoo!オークションで購入したケーブルと同じものにした。
あまり深く考えてない。
購入は、すべて2007年3月10日に行っている。

ケーブル

メーカー:BELDEN CDT(ベルデン)
型番:8412
購入店:トモカ電気(秋葉原 ラジオ会館1F)
値段:1720円(4m@430円)

購入後、ネットで調べてみると、
レコーディング現場などプロ用機材に使用され、楽器とアンプの接続などにも多く利用されている。
ようは、変なクセのない丈夫で取り扱いしやすいケーブルらしい。
オカルト系の人にも人気があるようだ。
買ったあと、2心のケーブルであることに気づく。

Amazonでは、3mで以下の値段。


RCAピンコネクタ

メーカー:SWITCHCRAFT(スイッチクラフト)
型番:3502AAU
購入店:トモカ電気(秋葉原 ラジオ会館1F)
値段:2960円(8個@370円)

店頭では3502AAという表示になっていた。店員に尋ねると、詳しい人が昼飯中なので分からないとのこと。あとでSWITCHCRAFTのサイトを調べると3502AAという型番はないため、3502AAUだと思われる。店員さんの話によると、スイッチクラフトは日本に正規の代理店がないため、各販売店による直輸入品しかないそうだ。いくつか店を回ってみると、店によって値段の差が大きい。

2008年6月追記:
1個450円になっていた。

Amazonでは、以下の値段。


はんだ

メーカー:日本アルミット
型番:KR-19 SHRMA -LFM48
購入店:オヤイデ電気
値段:1050円(5m)

オヤイデで、ケーブルとピンコネクタを接続するために適したはんだをたずねたところ、2つのはんだを出してきた。店員に違いを尋ねたところ、「有鉛と無鉛」とだけ説明を受けた。適当に無鉛のはんだを選ぶ。有鉛の方は、500円台だった。
あとでオヤイデ電気のサイトを見ると、このはんだは「オヤイデ電気製品の、リファレンスハンダ」とのこと。
環境に良いらしく一般に無鉛のハンダに移行しているらしい。しかし、有鉛のハンダより出力の高いハンダごてを使用する必要があり、若干取り扱いが難しい。

■ 考察

3502AAU 3502AAU 真ん中にホット(プラス)の電線を、後ろに伸びている部分にコールド(マイナス)の電線を取り付ける。

最初、真ん中へんに突き出ている突起が何をするものか、分からなかった。
使用してから半年くらいで、銀色のカバーがくもってきた。

3502AAU
ベルデンの8412の断面を見たところ、中心に2本電線と外側にシールド線があることに気づく。

本来は、バランス端子用のケーブルなのでは?
中心に1本電線とシールド線であれば、何も考えず、中心の電線をホットに、シールド線をコールドにすればすむ。
すこし悩んで、Yahoo!オークションで購入したケーブルを見てみると、中心の電線のうち1本をホットに、もうひとつの電線とシールド線をコールドに付けていたため、そのとおりに作った。

あとでネットを調べると別の配線をしている情報もある。

(1)、ホット:中心の2本の電線、コールド:シールド線
ケーブル接続
この方法で作っているサイトでは、ケーブルの耐久性をあげるためと書いてあった。ライブなどで激しく動かして中心の電線が1本切れても、もう1本あるため演奏が途切れることがない。うちの部屋にあるオーディオ機器は激しく動くことはない。

(2)、ホット:電線1本、コールド:もう1本の電線 (シールド線は通電させない)
ケーブル接続
ある本に「シールド線はノイズを防ぐ目的であるため、拾ったノイズを音楽信号に乗せないように、シールド線は浮かすことが良い」と書かれているらしい。

(3)、ホット:電線1本、コールド:もう1本の電線とシールド線
ケーブル接続
今回作成したRCAケーブルの配線方法。オヤイデ電気のサイトでは、この方法だった。
両端にシールド線を接地すると、シールド線に微小な電位差が生じ電流が流れるため、ノイズが音楽信号に乗りやすくなるとの情報もある。

(4)、ホット:電線1本、一方のコールド:1本の電線とシールド線 もう一方のコールド:1本の電線のみ
ケーブル接続
ケーブルに方向性を持たせてある。オヤイデ電気のサイトによると、「こういう作り方もあるがノイズの発生しない環境なら3の方法を薦める」のこと。自作RCAケーブルの作り方を公開しているサイトの中では、この配線方法が多い。
機器に接続するときは、シールド線がついているコネクタを、下流側に付けるのが主流らしい。CDプレーヤとアンプ間の接続なら、アンプにシールド線が通電しているコネクタを接続する。ただし、接続方向は厳格に決まっているわけでなく、反対にした方がよい場合もあるらしい。

シールド線の扱い

ラインケーブルは、微弱な電流で信号を伝送するため、外部ノイズの影響が大きいらしい。そのために、大体のラインケーブルはシールド線が付いている。
機器のノイズ対策に詳しい知人に尋ねると、電気的に接地されているほうが、ノイズを拾いやすいそうだ。避雷針の効果と同じ。そのため、シールド線を接地している方が、シールド線にノイズを拾いやすい。
バランス接続の場合は、シールドでノイズを拾っても、グランドに接続されているため、音楽信号にはノイズは乗らない。
アンバランスでの接続の場合は、(3)と(4)の作り方でシールドがノイズを拾うと、コールドにノイズが乗ってしまう。この場合、音に与える影響は不明。たぶん、1心のラインケーブルなどはコールドとシールドを兼用して使用しているため、ホット側にノイズが乗らなければ、大丈夫ではないかと思う。

試聴場所のノイズ状況を知るには、音楽ソースから無音を流してみる。

■ 製作工程

■ この製作工程は、私が行った手順をまとめたもので、一般的には正しくない可能性もあります。
自作RCAケーブル

(1)、ケーブルを適当な長さに切る。

私は、実際にオーディオ機器の接続部分に持っていき、必要な長さになるようにあたりをつけ、切った。

(2)、外側の皮をむく。
自作RCAケーブル
使用したのは、デザインナイフ。
むく皮や露出させる銅線の長さは、コネクタの銅線を接続する部分から決める。本番のケーブルをむく前にテストのケーブルで試し、長さを決定してから行った方がよい。

(3)、電線をわけ、被覆を取り銅線を露出させる。
自作RCAケーブル
シールド線と電線の間に、ふわふわしたものが付いているが、はさみかニッパで刈り込む。
3502AAU
ホット側の電線はコネクタの穴に入るだけ、コールド側の電線は根元まで被覆をはぐ。

(4)、1本の電線とシールド線を縒(よ)り、適当な長さに切る。
自作RCAケーブル
1本の電線とシールド線を合わせる。
自作RCAケーブル
コールド側に使用する銅線は、そのままの長さだとホット側の端子に触れてしまうので適当な長さに切る。

(5)、ケーブルとコールド側銅線をかしめる
BELDEN8412
かしめには、ラジオペンチを使用した。
突起でかしめたコールド側は、中心の電線も1本入っているためか、銅線のすべてが収まらない。

注意:コールド側の銅線をかしめたあと、ホット側を取り付ける端子に、コールド側の銅線が触れていないようにする。

(6)、はんだ付け
自作RCAケーブル
ハンダごては、15Wのものを使用した。
あとでオヤイデのハンダのサイトを見ると、「こちらのハンダをご使用時は、60W以上の半田ごてをご使用ください。」と書かれている。もう遅い。
最初にコールド側をはんだで付ける。もしかしたら突起でかしめているので、必要ないかも。
3502AAU
ホット側にはんだを付ける。コネクタ側の穴が銅線の径より大きく、はんだが少量だと一方の壁に取り付くだけになるため、穴が埋まるぐらいたっぷり付けた。
私は、このあと外側に熱収縮チューブを取り付けたが、あまり意味がなかった感じがする。

(7)、出来上がり。
自作RCAケーブル
コネクタにハンダ付けしたあと、コネクタのカバーが付けられない現象に遭遇する場合がある。
コネクタ一個の損失とケーブルが短くなる損害と引き替えに、先にカバーを通しておかなければならないと言う教訓が身につく。

注意:必ず機器に取り付ける前にテスターなどで、計画した通りの配線になっているか検査しましょう。
特にホットとコールドが短絡していると、取り付けた機材が破壊される可能性があります。

■ 反省会

その後、あまったケーブルでもう1ペア作成する。

上記の作り方との変更点は、以下の通り。

・70Wのハンダごてを使用する。
ハンダの濡れ性(広がり方)が15Wのハンダごてと異なる。

・熱収縮チューブを取り付けていない。
絶縁にぜんぜん関係なかったので、付けなかった。

ベルデン8412の特性

ネットの情報では、低音が強調され野太い音なる傾向があるらしい。
しかし、CDプレーヤーとプリアンプの間でほかのRCAケーブルと聴き比べるが、違いが分からなかった。

(随時、更新予定)

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