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since 2006 9/10スペースupdate 2006 11/14

■ 2006年 MAC移行記録 ■

G4からスペースMacPro

■ 概要

Mac買い替えによる移行作業、効果、留意点をまとめた。

■ MAC機種

移行元の機種
Power Mac G4/1000(MDD(4つ穴)、MacOS9が起動できる最後の機種)

メモリー:1250MB(512MB2枚、256MB1枚 純正品)
ハードディスク:
240GB 起動、作業用
240GB バックアップ用
80GB 動画の倉庫(純正品)

移行先の機種
Mac Pro 2.66GHzクロック(intel CPU(Xeon)内蔵の最初の機種)

メモリー:2GB(512MB4枚 純正品)
ハードディスク:
ハードディスクラベル
500GB 起動、作業用(純正品)
ハードディスクラベル
500GB バックアップ用

■ Mac移行で期待する効果

以下の機能改善を期待した。

・作動音の低下
PowerMac G4は、ファンの音が大きい。PowerMac G4を動作したままでは同じ部屋で睡眠をとることは難しく、寝ている間にMacを作業させることは出来なかった。
2003年2月くらいに、減音を目的とした無料で電源とファンを交換するプログラムがあり、利用してみるが期待するほどの効果は見られなかった。

・USB2ポートの使用
iPod nanoを2005年9月に購入した。これまでのiPodでは出来たFirewireによるデータの受け渡しが、nanoではUSBでしか出来なくなった。(充電は、Firewireでも可)PowerMacG4はUSB端子を持っているがver1.1であるため、データの移動が遅い。その対策のため、USB2.0ボードを購入したが、MasOSのスリープ機能に対応していなく、nanoを接続した状態でスリープをさせるとハングアップを起こす。そのため、iPod nanoの使用にはデータの受け渡しはUSBで、充電はFirewireで行い、ケーブルを付け替える必要があった。

・DVD書き込みの時間削減
PowerMacG4に内蔵されているDVDドライブの書き込み速度は2倍である。書き込み速度を2倍とするには、2倍速に対応したDVDディスクを使用する必要がある。2倍速に対応したDVDディスク以外、4倍速以上に対応したDVDディスクは対応しないため、その場合書き込み速度は等倍になる。数年前から2倍速に対応したDVDディスクを手に入れることは困難になっているため、実質、等倍速のままで使用し続けてきた。

・アプリケーションの速度増加
・音声出力のデジタル化

懸念する点として
・筐体の大きさ
・IntelCPUの変更によるアプリケーションの動作
・周辺機器の動作

■ 購入

購入店
ヨドバシカメラでの購入も考え、店員に話を聞いた。
カスタム化は難しい。メモリーの追加くらいしか出来ない。ハードディスクの交換も出来ない。
ポイントは5%。大体16000円くらい。

web検索などの情報では、純正以外のメモリーは放熱の関係で不具合が起こる可能性がある。後からBluetoothを付けにくいなどがあり、AppleStoreから購入した。
また、現在使用しているAPPLE 22"CINEME DISPLAYの端子がAPPLE純正のADC (Apple Display Connector)となっており、MacproではDVIポートからの出力のため、アダブターが別途必要である。そのため、DVI-ADCアダプタキットを一緒に購入した。

価格
Mac Pro 386370円

標準モデルからの追加分
メモリ512MB2枚追加 +37800円
ハードディスク250GBから500GBに交換 +25200円
Bluetooth2.0追加 +3570円

Apple DVI-ADCアダプタキット 11340円

入荷日数
2006 8/29夜にwebから注文。
AppleStoreに表示されている納期は、2〜4営業日。
注文受付のメールでは、発送予定日が9/4、到着予定日が9/6。
9/4に出荷連絡メールが届く。
9/5に届くが福山通運が持ち帰り。
9/6に受け取る。

■ 印象

情報により「でっかい」との先入観を持っていたため、現物を見てそれほど大きいとは感じなかった。
アルミの単色で、形状も単純なため、存在感はあまりない。
G4とPro

DVI-ADCアダプタキットの電源部も「でっかい」と聞いていたが、こちらは予想を超えて、でかかった。
ACアダブター
手前が、iPodのACアダブタ、真ん中がiBookのACアダブタ。

■ 移行の効果と問題

機器の配置場所
PowerMacG4と比較すると二回りほど、大きい。そのため、PowerMacG4を設置していたスペースに置くことが出来ない。
棚と棚の間にMacproが置けるだけの隙間をつくり、そのスペースに設置する。背後の端子にアクセスがしにくくなったが、前面にも端子があるので問題は少ない。

作動音
動作音はPowerMacG4と比べ、かなり静かである。しかし、ハードディスクのシーク音とDVDドライブのアクセスの音が大きい。特にDVDドライブのアクセス音は大きい。

DVD書き込み速度
早い。PowerMacG4が実質等倍だったのに比べ、MacProは最大16倍なので、DVDディスク1枚に1時間以上かかっていた書き込み作業が検証含めて10分かからない。

アプリケーション速度
iTunes、iPhotoなどデータを多く扱っているものでも、スクロールに引っ掛かりがなくなった。他のアプリケーションでも早くなった印象を受ける。しかし、頻繁にハードディスクにアクセスする作業では、ハードディスクのスピードが足を引っ張りあまり速くなった感じがしない。

ネットの移行
利用しているケーブルテレビ(CATV)のサービスでは、Mac間でのネットの移行は、ケーブルテレビ(CATV)のサポートに電話でIPアドレスの開放を依頼する必要がある。
ブロードバンドルーターを購入することで、複数のMacの接続、Mac間のデータ移動が容易になった。

アプリケーションの動作
もちろんOS9のアプリケーションは起動しない。
いくつかのアプリケーションで支障があったが、簡単に対処できるものと出来ないものがある。
以下のアプリケーションで動作に問題が生じる。

ATOK
CaptyDVD

周辺機器の動作
概ね、問題なし。

(随時、更新中)

■ 移行作業

データの移動
データ、アプリケーション設定の移し変えは、MacOSXの「移行アシスタント」を使用した。
作業は画面に従い、firewireのケーブルをつなぎ、移行元のPowerMacG4をターゲットモードにする。
いろいろな設定条件とアプリケーションは、移行の設定ができるが、データの設定をすると、データの容量がありえないくらい大きく計算され、移行作業が実行されない。そのため、データの移行は、「移行アシスタント」では出来なかった。
ユーザーの登録情報、アプリケーションの設定が引き継がれ、その他、メールの設定、壁絵、ディスクトップのファイルの配置までPowerMacG4と同じ環境になり、マシンを買い換えた気がしない。
データは、OSを起動させた後、finderを使った普通のコピーで移行させる。

複数ハードディスクをもったMacでターゲットモードにすると、1つのハードディスクしか相手のMacにマウントされない。どのハードディスクがどのような条件で選択されるかは不明。今回は、3つあるハードディスクの中でバックアップ用の240GBのみマウントされる。そのため、バックアップ用の240GBの接続ケーブルを物理的に外す事で、作業用の240GBをマウントさせた。
80GBのハードディスクは、いったんG4の240MBのハードディスクにコピーした上で、Macproにコピーさせた。

ネットの移行
外部ネットの接続は、ケーブルテレビ(CATV)のサービスを利用している。
今の契約条件では、DHCPによってIPを割り振られネットに接続されている。
マシンのMACアドレスを見ているらしく、物理的にケーブルをつなぎかえるだけでは、ネット接続の受け渡しができない。
ケーブルテレビ(CATV)のサポートの情報では、Macの場合、ケーブルテレビ(CATV)に直接電話しIPアドレスの開放を依頼しなけばならない。
IPアドレスの開放の依頼をすると、電話を切らずに1分くらい待つことで作業終了の連絡を受け、すぐに受け渡し先のMacにネット接続される。

今回は、PowerMac G4でiTunesで購入した曲の認証解除を行っていなかったため、3回IPアドレスの開放を依頼した。
ケーブルテレビ(CATV)のサポートは、AM9:00〜PM6:00(休日含む)なので、それ以外の時間ではネットの受け渡しができない。

web検索の情報では、IPの割り当ては一定の時間間隔で行われるので、接続を切って1時間〜1日置くとマシン間で交換できるとしているが試していない。
Mac上の操作、コマンドによる機種間のネット接続受け渡しは、現在のところも不明。
windowsXPでは、「>inconfig /release」、solarisでは、「#inconfig en0 dhcp release」のコマンドでできるらしい。

結局、Mac間の接続などのためにブロードバンドルーターを購入した。

■ 移行による注意点、留意点

アプリケーション
・iTunes
手放すマシンでiTunesStoreから購入した曲の認証解除を予め行っておく必要がある。
行っていないと、同時に保管できるマシン数が減ることになる。
新しいマシンでは、iTunesStoreから購入した曲の認証を行う。
認証は、iTunesStoreから購入した曲のうち1曲を再生すると、認証確認のダイアログが出るので、そこにパスワードを入力すれば終了。

・Adobe illustrator CS2
初回に再認証を要求される。その後は問題なし。

・Adobe Photoshop7.0
問題なし。

・jedit X
「使用期限切れ」のダイアログがでて、ライセンスキーの入力を要求される。
ライセンスキーを入力を要求するボタンを押すが、ダイアログかなり遅れて出る。
そしてダイヤログの「ライセンスキーの入力」が反応しない。
設定ファイルを捨てることで、ライセンスキーを入力することができた。

・Cyberduck
起動はできるが、ウインドウが出てこない。バージョン2.4b2
バージョンアップで使用できた。バージョン2.5.5(ja)

・MacOSX
移行前はディスプレイの表示を90度回転させ、縦長で使用していたが、移行後、これが出来なくなった。
Appleのサポートwebを見ると、ビデオカードの種類により出来る出来ないがあるらしい。

・ATOK
PowerMac G4で使用していたATOK17はPowerPC版のみのため、MacProには使用できない。
そのため、新たにATOK2006を購入した。
4725円(パッケージなしのバージョンアップ版)

・CaptyDVD
DVDドライブが認識されないため、DVDに書き込むことができない。
ピクセラのポームページにも、intelMacは非対応とある。
イメージファイル、VIDEO_TSは作成することは出来る。
そのため、CaptyDVDから書き出したイメージファイルを扱えるToast7を購入することで、DVDに書き込むことが出来た。

・Toast7
CaptyTVで作成したmpegファイルが音楽ファイルと認識する場合がある。

・BootCampとWindows XP
BootCampでWindows XPを起動させることが出来た。
詳しくは、以下の通り。

Windowsインストール検討

周辺機器
・プリンタ
たまにプリンタに接続されないときがある。 しかし、移行前からあった現象なので、問題なし。

・スキャナー
ドライバーなどを特に更新しなくても、問題なく使用できた。

・光出力
iTunesからの出力に利用する。接続は以下のとおり。
Macpro→(光ファイバー)→DAC-AH(DAC)→(RCAピンケーブル)→プリアンプ→パワーアンプ→スピーカー
音は出る。

・iMate
USBポートをADB端子に変換する機器。 問題なし。

■ PowerMac G4 その後

Yahoo!オークションに出品。
開始金額:120000円
落札金額:120000円

web情報からもう少し上がると思ったが、開始金額のまま落札された。
もしかしたら、10%upの買い取りキャンペーンを行っていたsofmapに売った方が高かったかもしれない。

現在は、落札者先の壊れたMacの代わりに仕事で使用されているらしい。

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