90年式のミニには、オーディオ機器は何も付いていない。ラジオも付いていない。
DIN規格のデッキを付ける場所も用意されていない。
よって、ミニの持ち主によって、いろいろな場所にオーディオが付けられている。
■ 1990年7月〜9月
「何も付いていないところから、車で音楽が聴けるまでにする。」
■ カセットデッキとCDチェンジャー(とアンプ)の追加
最初にカセットデッキとCDチェンジャーを取り付けた。

アルパインのカセットデッキ7519JとCDチェンジャー5952Sとを選んだ。
カセットデッキの取り付けは、購入した販売店に依頼した。取り付け場所は、ダッシュボードのメーター類の横。取り付けに必要な金具は、現在をデッキを取り付けに利用している。
取り付け後、配線の間違いがあったため、再度販売店に持っていく必要があった。
CDチェンジャーの取り付けは、後部座席下の車体にネジ穴を空け、自分で後部座席の下に取り付けた。ネジ穴の加工は、こちらから場所を指定してディーラーに空けてもらった。配線も自分で行う。
■ スピーカーの追加
スピーカーa/d/s/のL200は、秋葉のテレオン2号店で購入。「ナカミチの元社員が輸入したもの」と言うことで店員に薦められた。
小さいが、見た目より重さがある。本来は屋外用で、車にも使えるらしい。密閉式。すこし低音がスムーズではないかも知れないが、この大きさでここまで音を出せるスピーカーはない。スペースが限られた車でのスピーカとしては、良い選択だったと思う。
このスピーカは、ニューヨーク近代美術館に展示されているらしい。
「このスピーカーから音出すにはデッキのアンプでは力不足だよ」ということで、SONYのアンプも一緒に購入する。当時いくらで買ったかは不明。

後部座席横のポケットにちょうど入るため、そこに上を向けて置いている。音場も後部座席後に置くより違和感なく聴こえる。
■ 1999年
「スピーカーを修繕する。」
スピーカのコーンがエッジが取れかかっていたため、エポキシパテにより修正する。
後部座席の窓のパッキンに不具合があった時には、そこから雨漏りして、スピーカーのコーンに水がたまっていたこともあった。
■ 2005年3月
「デッキを交換する。」
■ デッキの入れ替え
2、3年前からCDチェンジャー5952Sの調子が悪くなる。
CDを認識しないことが多くなる。6枚CDを入れても、そのうちの1枚しか聴くことができないこともある。CDの種類によらず、ときによって、認識したりしなかったりする。
そのため、通勤、外出時に使用していたiPodをミニに導入することを検討する。
使用しているカセットデッキ7519Jに変え、PanasonicのCQ-DPX153Dデッキに交換した。

選んだ理由は、iPodからの音声が入力できる外部RCA端子の付いていることと、見た目で選んだ。とりあえずつなぎと考え、安価なものを選んだ。
取り付けを、購入したYellowHatに依頼するが、断られる。
結局、ダッシュボートに初代のカセットデッキを購入した店が取り付けた金具を利用してデッキの取り付けた。
■ デッキとiPodとの接続

iPodの接続は、iPodのコネクタからRCA端子へ音声が出力でき、シガー電源でiPodに電源が供給できるケーブルを使用した。
iPodの取り付け場所は、ミニの送風をコントロールするパネル下に空いた穴を利用して取り付けた。そのかわり、iPodを取り付けると、送風の場所を変えることが出来なくなる。
■ 2005年4月
「スピーカを交換する。さらにフロントスピーカーを加える。」
■ 置き型スピーカーの探索
メンテナンスをしながらスピーカーを使用してきたがビビリが出てきたため、代わりのスピーカーを探すこととした。
最初に、Boseの111RDをYahoo!オクで入札するが、競り負けした。
そのため、6500円で出ていた101RDを落札する。

早速、車に入れて聞いてみるが、低音が物足りない。私の車にはすこし大きく、置き場を考える必要がある。。
今まで使っていたスピーカーL200の方が、よいことがわかる。
ただし、Boseの101RDは中古なので本来の力を出せているかは不明。
次にL200はすでに生産中止のため、後続機のL210を注文しようとした。
ネットを探したところ、53510円で販売されている。
注文後、販売店から連絡があり、a/d/s/のL210は製造中止なので手に入らないのこと。
さらに置き型の車用スピーカを探して、自動車製品販売店や秋葉原を探し回ってみる。
しかし安い日本のメーカー品しかなく、ほどんど新品では売られていないことが確認できた。
ラジオ会館のインパルスと言う店でたずねたところ、7cm角くらいのスピーカPM-7Aを聞く(聞かされる)。
車でも使えると言っていた。いい感じだが、小さいため低音が足りない。候補には入れる。
■ L200
新品で手に入らない可能性が高いため、今度はYahoo!オークションでL200とL210を探した。
そのうち、L200がオークションに出品されていることを確認する。
ただし、色違いで白い。同じ黒がよかったが、あまり出ない機種なので出品されていたクリーム色を落札する。7500円(諸経費込みで8540円)。すでに持っているL200よりいくぶん状態はよいが、同じようにエッジが取れかかっていたので、修理を行い、本体以外は、持っているL200の部品と交換した。そのため、ツートンカラーになる。
■ インパルス PM-7A
平行してインパルスのPM-7Aも購入してみる。

値段:18900円
音質は、ピアノなどの音はきれい。低音はラジカセ並み。なのでウーハーは必要。
専用のウーハーもある。23000円。
オークションで手に入れたL200と聞き比べ、ウーハーの購入も検討する。
PM-7は、ダッシュボードの下に、ゴムで吊り下げる。

結局、インパルスPM-7はフロントスピーカーに、a/d/s/のL200をリアにしたところ、違和感なかったため、このまま使用することにする。
■ 2007年5月
「CDデッキの故障を契機に、CDデッキ、スピーカー等を交換する。」
■ PanasonicのCDデッキの故障
走行中、PanasonicのCDデッキの電源が入らなくなった。
PanasonicのCDデッキは、とりあえずiPodと接続できるデッキを選んだもので、デザイン的に気に入っていなかった。
これを機会に、CDデッキを新しく購入することとした。
その後、PanasonicのCDデッキの電源が入らなくなった原因が判明する。CDデッキの電源はバッテリーから後トランクのアンプを経由して供給していたが、アンプに付いているO端子から電線がすっぽ抜けていたためだと分かった。miniのバッテリーはトランク内にある。電線にトランク内の荷物が引っかかり走行中の振動でストレスがかかったためだと思われる。
原因が判明した時には、すでに新しいCDデッキを入手していたため、PanasonicのCDデッキはYahoo!オークションに売りに出す。落札金額は3700円。
■ CDデッキの探索(その1)
交換するCDデッキの条件として、
・デザイン
・iPodにつなぐため、外部RCA端子があること
デザイン的に最近販売されているデッキは好みではない事と、安く済ませようと考えたためYahoo!オークションに出品されている中から探した。
最初につけていたアルパインのカセットデッキでデザインも気に入っていたため、交換するCDデッキも同じようなデザインの何世代か前のアルパインの7909Jを狙う。10年以上昔のCDデッキだが、最近でも評価が高い。
31000円で落札する。

落札後、ネットで7909Jの情報を探していると、7909Jの外部RCA端子は特殊で、ボリュームなどが影響されず入力がそのまま出力されることが確認できた。iPodにつないでも、音量調整がデッキで出来ず、使用しづらい。
そのため、7909Jの使用はあきらめ、あらたなCDデッキを探すこととした。7909Jは、動作確認のみを行い、即刻Yahoo!オークションに出品する予定であった。
7909Jの出品者は海外在住で、台湾からの輸送になる。届いた7909Jを配線だけ取り付け、動作確認を行った。ラジオは動作するものの、CDを認識しない、液晶パネルが点かない。どこで故障したのか不明だが、不良品のようである。このまま、転売してもかなり低い値段しかつかない。そのため、出品者と交渉する。出品者は、修理代として8000円返金すると返してきたが、交渉の末、返品となる。その際、帰りの送料は負担する。3500円。
■ CDデッキの探索(その2)
次を探していたところ、DENONのCDデッキDCT-R10のデザインが良く気に入り、これを購入しようとする。
DCT-R10の黒を探して、ネットでの検索や販売店に電話を連絡するが、すでに生産中止品のため、どこも在庫がなかった。DCT-R10のシルバーやアンプレスの物の黒は、まだ手に入れることができるようだった。
Yahoo!オークションを探したところ、DCT-R10の一つ前のモデルDCT-R1の未使用品が出品されていた。
出品されていたDCT-R1は、
・海外仕様で、ラジオが日本の周波数に対応していない。
・出品者の友人が、1年前の約5万円で購入した。
・取扱説明書、保証はなし。
・4万円以上なら即決も考える。
・定価は、10万5千円。
とのこと。
他の入札者の即決により商品がなくなってしまうことを考えて、先手を打ち42000円で即決を交渉し、手に入ることとなった。
■ CDデッキの取り付け
取扱説明書は付いてなかったが、DENONのサイトからダウンロードできる。
ミニには1DIN規格のデッキを収納する場所などないため、普通の車より取り付けに時間がかかる。
取り付け後、動作確認を行ったところ、ラジオは聴けないものの、他の動作は問題なし。
イルミネーションが国内仕様ではグリーンとオレンジであるはずだが、このCDデッキは、海外仕様のためか、グリーンとレッドだった。
仕様で液晶を時計表示のまま固定できないことが、少し不満。
これまで付けていたPanasonicのデッキより、格段に音がよくなった気がする。(特にCD再生時)
DENONのCDデッキは、取り付けると横の鉄板が露出する。そのため、それを隠すものを検討する。

当初、1DINサイズのデッキがちょうど入るようなケースをネットで探していたが、見つからない。
そのため、アルミ板を加工し、自作する事とした。
工程は、カット→穴あけ→曲げ→塗装となる。
東急ハンズでは、カットと穴あけを加工の注文ができるため、設計図を書き加工の依頼した。しかし、出来上がってみると穴の位置を間違えたため、使用できないことがわかった。
余ったアルミ板での試作検討から、自分でアルミ板のカット、穴あけが出来ることが確認できたため、正しい寸法で、再度作成した。
まだ、いくらか改良する余地があるものの、しばらくこのままで使用する。
カバーの作成は、予想より大変だった。特に色をつや消しの黒としたが、湿度の高い日に塗装したためか、所々白っぽくなってしまった。
■ DENONのCDデッキのラジオの確認。
取り付けたDENONのCDデッキは、海外品のため、ラジオの仕様が異なる。
各国のラジオの使用周波数を調べたところ、FM方式は日本が76〜90Hz、その他大部分の国が87.5〜108Hzとなっている。AM方式の周波数は重複している。南北アメリカでは放送局の周波数の割り当てが10Hzごとで、それ以外の国では、9Hzステップとなっている。
購入したDENONのCDデッキは、FMの周波数範囲が87.5〜108Hzで、10Hzステップごとに周波数の表示が飛んでいるため、南北アメリカ大陸仕様らしい。
■ スピーカーの交換
2年前に、車に付けていたL200からビビリ音が出て使用に耐えなくなったため、スピーカーの交換を検討した。ネットや販売店で置き型のスピーカーを探したが、この時すでに日本製の低価格なスピーカーしか販売されてないようだった。そのため、このときはL200の中古をオークションで購入し、代わりとして使用していた。

最近になって、L210が最終販売品として、販売店やオークションに出てくるようになった。これを逃すと次がない可能性が高いため、L210を購入することとした。
サウンドハウス湘南の人によると、メーカーから最終販売品で安く出たため、有志で共同購入したらしい。
落札希望価格23800円で落札したところ、出品者が鎌倉であったため、直接車で受け取りに行く。
質感はL200の方がよい。スピーカーユニットの口径がL200の方が大きいため、低音がすこし出ていない感じがする。しかしL200の低音はモサモサしているため、L210の方が低音の質は良い。
■ a/d/s/ L210をミニに取り付ける。
L200と同じ大きさなので、取り付けは特に問題なし。
後部座席の横のポケットに上を向けて、置いている。
走行時の振動により、時々動くため、隙間をウレタンのシートで埋める。
ついでにスピーカーケーブルを部屋で余っていたモンスターケーブルに交換する。
スピーカーを置いている後部座席のポケットを掃除すると、スズキ車のキーとどこかのドアの鍵が付いたキーホルダーが見つかる。いつからあったものか不明で、まったく身に覚えがない。
■ iPod用外部RCA出力ケーブルを交換する。
シガー電源を使用したiPodのコネクタからCDデッキの外部入力端子に接続するケーブルを使用し、音楽を聴いている。現在は黒いiPod nanoを使用しているが、以前は白いiPodを使用していたために白いケーブルを購入しており、ケーブルだけ車内で浮いていた。しかし、色を変えるためだけに、ケーブルを交換することはもったいないため、そのままにしていた。
最近になってこの種類のケーブルで、車のキーの操作とiPodの再生停止が連動する機能が付いたものが販売されていることがわかった。
現在付いているケーブルは、キー操作に連動せず、iPodの停止はiPodを直接操作する必要があるため、消し忘れて再生したままになることがたまにあった。
当初、ヨドバシカメラのポイントで購入する予定であったが、黒い色の在庫がなかったため、amazonで購入した。
取り付けたところ、ケーブルに通電していることを示す青色LEDがまぶしすぎるため、LEDは裏向きにした。色は黒だがすこしグレーかかっている。
車のキーに連動し、iPodに触れることなくiPodの再生停止が連動する。かなり便利。説明書などには、車をOFFにしてから2分以内にiPodが一時停止になると書かれていたが、使用してみるとほぼ数秒で停止する。シガー電源を自分で取り付けていることと関連があるのかもしれない。

余ったコードはダッシュボード裏にまとめる。